秋(2)



上、佐野青大豆黒鶴

下、立野ねぎと九条ねぎ。



小野芋

 

七夕豆



八代オクラケビ岡きゅうり

手前味噌(3)

まだ4年目ですが、やっぱり自分で作った味噌は



おいしい、これじゃないとだめだ、とそんな感じ

になります。これまでは別の所で、教えてもらい

ながらやってきましたが、今年からうちでやるこ





とになりました。今年も掘名さんの黒鶴と白豆、



寺田さんの有機米の麹と、地元のものを使います。

茹でた大豆をどう搗くか、これまでは手動の味噌

すりミンチを使っていましたがうちにはないので、



臼と杵で搗いてみました。小搗いてすり潰すよう

にと、父から教えてもらい、豆が潰れず少し残り、

粒粒感があっても問題なし。昔の味噌はこんな感

じだったようです。潰した豆を冷まし、そのまま

臼のなかで麹と塩を入れて混ぜ合わせることもで

きます。最初なんでいろいろと手こずりましたが、

味噌作り、GWの家族行事にしたいと思います。

はたけ(7)

この夏もまた父に任せっきりの畑ですが、



川いとの土
バイカモマルチを使った畑、

佐野の青大豆の枝豆、良くできています。

手前は草だらけですが。



但馬のタネもわが家の畑にも増えつつあり、



八代オクラ、



小野芋、



ケビオカキュウリ、黒鶴(黒豆)、七夕豆など。

種採りもしっかりしていきたいと思います。



これは昨年、山根さんからもらったウリ。おいし

かったので種を採りました。形は変ですが楽しみ。

「食・地の座」





姫路の催し「食・地の座」のご案内です。

クリック拡大可。詳しくはHPをご覧下さい。

ひょうごの在来種保存会も参加します。

作物の展示が行われ、但馬の在来種も!

中村さんの小野芋、黒鶴、七夕豆(種)、

神鍋の大美濃柿(組合の吊るし柿)、

八代オクラの種、神鍋わさび、などです。

はたけ(3)

大豆を使った食べ物はいろいろありますが、

その国内自給率は6%と国産大豆は少ない。



黒鶴佐野の青大豆、6月、農家さんから

頂いた豆をまき、花も咲かずまんまと失敗。

大豆などの豆類は昔は畔豆と呼ばれたようで、

田んぼの周り、畔で作られ、畔を補強したり、

モグラの侵入を防いだり、田んぼにはそんな

光景が広がっていたようです。畔そのものが、



今は昔とは違い、私の世代にはわからない話で、

年配の方の話、そして残っている種が、栽培する

には肥えた畑では駄目だと教えてくれます。



ワサビの苗づくりに使った後の土に播き直し。



なんとか夏に未熟な青豆を楽しむことができ、

子供たちも枝豆は大好物。これは黒鶴の枝豆。



黒鶴は6月20日頃に種まき、収穫は年末、

お正月には昨年収穫の黒豆を食べるらしい。

青大豆も6月に種まき、収穫は11月初旬、

葉が枯れ、豆のカラカラ音が収穫の目安。



この季節、収穫の光景があちこちで。束ねて

軒先に吊るされたり、畑で天日干しされていたり。



脱粒作業(サヤを割って豆を出す)が大変で、

栽培する農家も少なくなっていると聞きます。

うちでも昔は、ムシロの上に盛り、棒で叩いて

いたようです。私はその光景すら知りませんが、



作業場には「棒」が残っていました。脱粒作業を

「豆かち」、棒を「かちん棒」と呼んでいたそうです。

長さは140cmほどで重たい松の木です。残った

サヤは薪風呂の焚きつけの火力に使ったようです。 

これも冬仕事のひとつ、雪が降れば豆かちをする。



今年は試しに少しだけだったのでサヤだけ収穫、



乾燥して、手作業で一粒ずつ取り出しみました。

今年はとりあえず試しで、来年からは計画的に。

手前味噌(1)

味噌作りも今年で2年目になりました。



3月に仕込み、蔵の中で熟成をさせて、



中は雑然としていますが、やはり蔵は気温、

湿度が安定していて、今年も暑かったですが、



去年と変わりなく、まあまあの出来かと。





黒豆「黒鶴」を皮ごと使った贅沢味噌。





「コウノトリの白大豆」を使った味噌。

来年は「在来の青大豆」にも挑戦します。

黒鶴(5)

場所を移動して近くの喫茶店「ろっぽう」に。

堀名さんは現役バリバリ、大規模な専業農家さん。

「豊岡の普及所から、『コウノトリの黒大豆』として

5年前に栽培を任されたのが種との出会いだった」

「もとは但東町の在来種。おばあさんから一升ほどもらった」

「まだ生産量がなく、地元には流通していない」

「和食店を全国展開するがんこフードサービスさんで、

黒鶴を使った『黒豆がんことうふ』が商品化され、

店舗や百貨店で販売、ほぼそちらに出荷している」

「皆さん応援してくれる。もっと栽培を増やしたい」

「将来は納豆や醤油、味噌などもつくって、

地元でも販売し、多くの人に楽しんでもらいたい」

最後に夢をお聞きすると、「小学校の(お孫さんの)

通学路沿いに菜種をまきたい」とのことでした。

農業研修で海外に行かれた話など、話題が豊富!

コウノトリのお米や大豆にも物語がありますが、

今回はタネの側面から勉強させて頂きました。



もとになっているのは一農家の名もないタネ。

それが地元で見直され、ブランド化、産地化、産業化、

農業のスタイル、種にもいろんな役割があるもんだなと。

保存会としては、「黒鶴」誕生のきっかけとなった

「但東の在来種」を守るお方にもぜひお話を聞きたいと、

次回はそちらに取材、またレポートしたいと思います。

種から地元を知り、いろんな方と出会う、おもしろいです。



いただいたものを煮豆に。濃厚な味!箸が止まりませんでした。

黒鶴(4)

2011年1月31日、保存会のメンバー4人で取材に。

今年は記録的な大雪、六方田んぼも一面雪でした。



コウノトリ大豆生産部会長の掘名文男さん(77)。

六方たんぼのコウノトリ便り 《コウノトリ育む・河谷営農組合》

左はコウノトリ育むお米生産部会長の畷悦喜さん。

掘名さんをご紹介頂きました。いろいろお世話になっています。



「コウノトリの黒大豆」、またの名を「黒鶴」。

「コウノトリ育む農法」で栽培されています。



堀名さんは白大豆も同じほど栽培されていますが、

それぞれに用途(良さ)があり、黒鶴は手間がかかり

収量は少ないが、その分は高値が付くとのこと。

黒鶴の栽培面積は5ha、生産量は10tほどで、

生産者は数人、生産量は白大豆の1/7ですが、

今後は黒大豆にも力を入れていくとのことでした。

収穫した大豆を乾燥、選別、計量、袋詰にするための設備。

新しく設備投資され、大豆への意気込みが伝わりました。

黒鶴(3)

 「こんなのあるぞ」と父親から新聞の切り抜き、

これが在来種である「黒鶴」を知るきっかけに。

【神戸新聞 2009年7月6日】



そのまま抜粋すると・・・

但馬地域で栽培が途絶えかけていた黒大豆が、
減農薬栽培の「コウノトリ育む大豆」として
生まれ変わり、全国デビューを果たした。

通称「黒鶴」。かつて豊岡でコウノトリをツルと
呼んでいたことからこう名付けられ、小粒で平たい
形が特徴。ほのかで上品な甘みがあるという。

同市但東町で昔から自家用に栽培されていたが、
食生活の変化などで十数年前からほとんど
作られなくなっていた。

地元ならではの豆をセンター職員が探していたところ、
農家に保管されていた黒鶴を偶然見つけ、07年、
1農家の協力を得て試験栽培を開始。資料や文献がなく、
手探りの状態だったが、同年秋に収穫にこぎ着けた。

生産農家は掘名さん・・・よくよく考えてみると、

味噌造り(白大豆)でお世話になっているお方!

このような話はまったく知らず、さっそく取材へ。

黒鶴(2)

大豆の自給率は国内総需要において6%、

食用において21%、ほぼ毎日口にする

豆腐は25%、納豆は19%、味噌、醤油は9%。

2000年ほど前に稲作とともに日本に渡来、

節分の豆まきなど、日本の食文化のかなめである

大豆の多くが海外輸入・・・数字で見ると驚きです。

昭和27年をみるとその自給率は総需要で64%、

昔はそれぞれの農家で、豆腐、味噌、醤油、

納豆、煮豆、枝豆など、それぞれの用途や

風土に合った大豆が各地で自給されてきた、

そんな昔の農や暮らしの名残を大切にと、

わが家でも昨年から味噌造りを始めました。

まあ、おいしいというのが最もな理由ですが。

国産というだけでうれしくなり(自給率もアップ)、

地元在来のものとなればもっとうれしくなる大豆。

但馬においても農家によって細々と守られ、

残されてきた在来の大豆に出会うことができます。

そのひとつが「黒鶴」と呼ばれている黒大豆。

コウノトリで知られる豊岡で産地、ブランド化、

生産者、栽培量もどんどん増えているとのこと。

【日本農業新聞 2011年7月14日】



先日の新聞記事によりますと、

白大豆の「サチユタカ」や「在来の黒大豆」の
栽培が始まり、最初は2人だった生産者も増え、
今年は17人になった。面積も1.8haから40haに
広がった。将来は100haでの栽培を目指す。

「黒鶴」との出会い、取材の様子は次回に。

黒鶴(1)

まずは昨年から始めた味噌造りについて。

ある時、高石さん(保存会)の味噌を口にして、
「おいしいです」から「造りましょう!」がきっかけ。
豆から麹からいろいろお世話になっています。

家でやるとなれば大変、でも皆でやると楽しい!
地元の小学校でも行われています。参考記事↓



昔は各家で大豆も味噌も自給していた。
種からオリジナルの味噌作りがあった。

在来種を探しているとあちこちで耳にします。

昨年の様子や作り方は田沼さんのブログをどうぞ。



昨年の味噌(↑)。家族も「おいしい」と大評判。

自給の第一歩は味噌造りと言われていますが、
自分にとっての本物、もっと増やしていきたいです。

そして今年も3月13日、日高農村環境改善センターで。

大豆は「六方田んぼ」で栽培された堀名さんのもの。



「コウノトリ育む農法」で作られています。その様子はこちら



出石の寺田さんの有機米。初の麹造りにも挑戦され、今年はこれで。



市販ものは塩だけ(塩にもこだわりたい)、あとはすべて「顔」が見えます。



そして今年は在来種の活動から黒大豆「黒鶴」に出会い、
栽培されていたのは堀名さん!これで全部つながりました。



味噌向きでないと思いますが、黒豆だとどんな感じになるか。



皆の昨年の味噌を食べ比べたが、塩でも熟成場所でも違う。
そして田沼さんの味噌は「炭入り」で、これはまた違う!

こだわりの味噌造り、ぜひ参加下さい。田沼さんの今年の記事

そして「黒鶴」については次回からレポートしていきます。

保存会・但馬の集い

 ひょうごの在来種保存会・但馬の集いがありました。







この日は運よく晴れ!時間的にも場所的にも限られたなか、

予定人数は30人でしたが、なんと46人もの参加者が!

詳しくはご紹介できませんが、とにかく多彩な顔ぶれでした。

会員さん以外の方も21人と、ご興味をお持ちの方も多数でした。

皆さんありがとうございました。これからも宜しくお願いします。



宇宙の話から始まった代表の講演も山根ワールド全開!



「但馬にもまたまだ埋もれてまっせ!但馬をよろしくね!」と、

地元からの活動の輪が広がり、地域密着型の活動がしたい、

但馬を皮切りに他の地域でもその思いを伝えていくとのこと。

後半は交流会。生産者さんからの話や皆さんとの情報交換。

すでに知られているもの・・・

小野芋、美方のいご芋、赤花そば、朝来茶、美方大納言、八鹿浅黄豆、

美方わさび、神鍋わさび、ケビオカキュウリ、岩津ねぎ、立野ねぎ、

御崎の山椒、平家かぶら、朝倉さんしょ、かっぱ菜・・・

そして新たに発見できたもの・・・



日高町八代地区で20〜30年?集落で種採りされている「オクラ」。

生産者である吉岡君(私の同級生)が持って来てくれました!

こちらにはまだ名前もついていません。彼に期待したと思います。



こちらは黒大豆「黒鶴」。コウノトリ育む農法の大豆です。

こちらにも面白いストーリーがあり、これから調査します。



出石の寺田さんが納豆に!皆さんにお配りできました。

オクラも黒豆も、他のものもまた詳しく紹介できるかと思います。

地元にしかない「地域品種」は、消えつつあるが残っています。

そこにどんな可能性があるのか、皆さんと探っていければと思います。

保存会の活動はすでにあるものを守っていくのではなく、

埋もれ消えつつあるものこそ可能性がある、何かを創り出していく、

「保存会ではなく在来種の創出会」と講演のなかにもありました。

そして、料理や流通関係の方々からも全面的に応援したい、とのお声も!

ほんとにありがたい限りです。今後の展開が楽しみです。

種から人が結び付けて、おいしく、楽しく、輪が広がればと思います。

宇宙の話から始まった山根さんの講演でしたが、

「みんなとのこんなんが楽しいんや!」と打ち上げの

神鍋山荘・和楽さんも、今回の但馬も大満足されたようでした。

山根さんが但馬に来るからとちょっと動いただけで

黒鶴、オクラ、(今回は紹介できませんでしたがあとひとつあった)・・・

何をするにも行動力、人間力、と結局はいつもそこを教えられます。

ほんとに楽しかったです。皆さんお疲れ様でした。