どんぐり(4)

12月12日、同じ小池山、私は墓で落ち葉拾い、

すぐ近くで父はコナラの植え付けをしていました。



ワサビ、畑に使う落ち葉を小池山から採りたい、

という単純な理由もありますが、昔は小池山に

なぜ杉や檜を植えたのか、今はなぜ広葉樹も

植えているのか、この山に自分が求めるもの、

何十年後にどんな山であってほしいか、そして



与えられるもの、今は漠然とした思いしか、

知識も経験も全くありませんが、畑のような

感覚で小さな山とじっくりと付き合ってみる、

ここから学び、発信していきたいと思います。

畑のようにすぐには収穫はできない、とても

時間がかかる取り組みではありますが。



土地のドングリ(種子)から、土地本来の森に

戻す、里山の再生が各地で行われていますが、

なぜか子供たちは種やドングリに夢中になる、

きっかけをくれたのは子供たちのドングリ遊び



ドングリを拾いたいと2年前の秋、落ち葉を集め

ていた神鍋高原のある場所へ行き、持ち帰った

ドングリを畑に播いたのが始まりで、ポットに



植え替えて、2年かて苗木にしました。買えば



そこそこかかる苗木、山の木々がドングリを



落とすように山に直接播く方法もあるようですが。



一昨年の夏から杉の間伐(伐り捨てですが)、



笹や雑草を刈ったり、杉の枝打ちをしたりと、

苗木の植え付けに向け準備をしてきました。



とりあえずまた間引きをすれば良いと116本も、

父が手際良く植え付け、山桜、もみじ、栃の木、

どんな木を植えてみようかこれから楽しみです。



その後、雪による枝折れなどを防ぐために枝を



支える支柱(竹を伐り出したもので作った)を立て、



どんな成長を見せてくれのるのか楽しみです。

落ち葉(1)

ワサビの種をまく土、腐葉土がメインですが、

なるべく土地の落ち葉から作るようにしており、

毎年12月に入ると落ち葉を集める時期になり

ますが、年末は時間がとれないのが現状です。



でもやっぱりこだわっていきたいと、落ち葉の

大切さを知る度にその思いは強くなっています。

なぜ落ち葉なのか、また書きたいと思いますが、



昨年の12月はほぼ時間がなく、やっと12日、

小池山のわが家の「墓」で拾うことができました。

この辺りにはアベマキ、コナラ、ケヤキなどの



広葉樹が何本かあり、今年も墓全体に大量の

落ち葉がかぶさっていました。昨年秋、祖母の

法事で供えた花が花筒に枯れて残るお墓に、

「今年も落ち葉もらいます」と軽く冬の墓参り、

落ち葉拾いのスタートはいつもここからです。



まとめて拾えるわけでもなく、この程度の量

なら腐って土になればごくごく僅かな量ですが、



墓掃除にもなるので、毎年続けていくつもり。

枝、 石、草、草の種・・・とりあえず集めます。



ここから、神鍋へと範囲を広げていきたい

ところですが(いろいろなスポットがあり)

雪が降り終了・・・。腐葉土作りと言っても

とても手間がかかり、全てを自給するのは

今のところ無理ですが今年は頑張ります。

畑にも入れていきたいと思っています。

小池山



ワサビ田を半分囲うように西側に位置する「山」。

ワサビ田の湧水は県内一の水量であると言われる

「十戸の清水」の5つの水源地のひとつで、昔から

「小池」と呼ばれています。300年前まで、ここは

沼地だった、小さな池のような場所だったことから

「小池」と呼ばれ、周りの山も「小池山」と呼ばれて

います。小池山の根元一帯から湧水が湧き出し、

ワサビ田から村中に流れています。

ワサビ田を中心に、はたけ、清水川、川いと、住まい、

蔵、作業場・・・・農家の空間にはいろいろありますが、



昔に比べると「山」から遠ざかっている、40年前に

植えられた杉が大きく成熟、全体的に暗くなっており、

この小池山をどうしていけばよいのか、山を目の前に

いつもワサビ田からそう思っています。

小池山の左手は竹林。こちらも繁殖しています。



昔の「日覆い」は、竹材やカヤを利用して作られ、

全て自然素材、竹林は「竹採り場」、小池山では

カヤも栽培して、「カヤ採り場」と呼ばれていました。

竹林の中には「石採り場」もあり、大きな溶岩の塊

(神鍋山の噴火によってできた)もあり、先人達が

溶岩を砕き(写真の玄能を使って)、沼地だった

ワサビ田は小池山の溶岩を使って築かれました。



昔の写真からもわかるように、ワサビ田、暮らしに

必要なものは全てその周り、この土地の自然から

手に入れ、小池山も生かされ、密着していました。

その労力と手間は今では考えらませんが。



竹林の裏手にはわが家の先祖代々の墓もあり、

墓掃除、墓参りでは必ず山に入りますが、それ

以外で入ることはあまりなく、先日の新聞にも、

エネルギー、燃料の地域自給の話のなかで、

「日本人は木を使うのが下手になった」とあり、

まさに自分もその一人なんだと・・・・。



ワサビは水が命、水の源となる山、だからワサビ

農家として山を守りたい、それもひとつですが、

ただ漠然とした遠くの大きな山でもなく、目の前の

小池山から、父の山仕事から、父の話から、昔の

写真から、ワサビや畑に入れる落ち葉(腐葉土)、

ドングリから、小池山の大美濃柿から、きっかけは

何でもいいから「山」に入っていきたいと思います。

はたけ(4)



作業場の中から、ずっと昔、祖父が作った



「芋洗い機」「皮むき水車」が出てきました。

これはぜひ復活させたいと、父がリメイク。



この中でゴロゴロと転がり、竹節に当たり、

芋同士がこすれて皮が剥かれる仕組みです。



この秋、収穫した小野芋を入れて蓋を閉めます。



ワサビ田から出てすぐの「川いと」。

昔、祖母が茹でたうどんを冷やしたり、

洗濯をしたり、そんな記憶が残ります。

流れがゆるく、ゆっくり目の回転ですが、



父がいろいろ工夫しながら回転数をキープ。



トタンの向こうにワサビ田が広がっています。



朝、水車を設置、夕方には剥けていました!

手のヌルヌル、かゆみもなく、包丁だと分厚く

剥けてしまう皮も、外皮だけがほぼきれいに。

昔の人の知恵、手間をかけることの意味、

村の清水川でも最近は見られなくなった水車、

清流に響く里芋のゴロゴロ音、残したいです。

はたけ(3)

大豆を使った食べ物はいろいろありますが、

その国内自給率は6%と国産大豆は少ない。



黒鶴佐野の青大豆、6月、農家さんから

頂いた豆をまき、花も咲かずまんまと失敗。

大豆などの豆類は昔は畔豆と呼ばれたようで、

田んぼの周り、畔で作られ、畔を補強したり、

モグラの侵入を防いだり、田んぼにはそんな

光景が広がっていたようです。畔そのものが、



今は昔とは違い、私の世代にはわからない話で、

年配の方の話、そして残っている種が、栽培する

には肥えた畑では駄目だと教えてくれます。



ワサビの苗づくりに使った後の土に播き直し。



なんとか夏に未熟な青豆を楽しむことができ、

子供たちも枝豆は大好物。これは黒鶴の枝豆。



黒鶴は6月20日頃に種まき、収穫は年末、

お正月には昨年収穫の黒豆を食べるらしい。

青大豆も6月に種まき、収穫は11月初旬、

葉が枯れ、豆のカラカラ音が収穫の目安。



この季節、収穫の光景があちこちで。束ねて

軒先に吊るされたり、畑で天日干しされていたり。



脱粒作業(サヤを割って豆を出す)が大変で、

栽培する農家も少なくなっていると聞きます。

うちでも昔は、ムシロの上に盛り、棒で叩いて

いたようです。私はその光景すら知りませんが、



作業場には「棒」が残っていました。脱粒作業を

「豆かち」、棒を「かちん棒」と呼んでいたそうです。

長さは140cmほどで重たい松の木です。残った

サヤは薪風呂の焚きつけの火力に使ったようです。 

これも冬仕事のひとつ、雪が降れば豆かちをする。



今年は試しに少しだけだったのでサヤだけ収穫、



乾燥して、手作業で一粒ずつ取り出しみました。

今年はとりあえず試しで、来年からは計画的に。

はたけ(2)

中村さんから頂いた小野芋

うちでも4月末に植え付けました。



密植すぎ・・・でも順調に育ち



11月20日、収穫できました。



里芋は数種、小野芋が最も出来が良い。





土を付けたまま乾燥、段ボールに入れ、

モミ殻をかぶせて保存、来年の種芋に。







ねっとり、もっちりと、味も良かったです。

親芋もまた違った感じで美味しかったです。

八代オクラ



6月23日、生産者の吉岡君から苗を頂き、





こちらも他の種類と違って旺盛。





秋まで美味しく頂きました。



畑にそのままにし、11月26日、枯れた

ので種採り、振るとカラカラと種の音が。

自家受粉、種も簡単に採れます。

十戸のかっぱ菜



豊岡でもよく見かける在来のかっぱ菜。

今年、採ったばかりの種、10月に播き忘れ・・・



ありがたいことに、11月2日、苗はいらんか?

と種を頂いた村の方から。ハチマンの畑に。

はたけ(1)

屋敷周りにはワサビ田、小さな山、竹やぶ、

少し離れ田んぼ、そして畑がいくつかあります。

父に任せっきりだったのでぼちぼちやろうかと。

在来種の活動をきっかけにしない手はなく、

農家さんに出合い、美味しさを知り、種も集まり、

お年寄りが、地域で採られてきた、流通していない

名もない種、自分にとってはとても大切なものに。

そんな地域の在来種を集めていつか畑をすることが

ちょっとした夢でもありました。3年ほど種を採れば

土地に合った種になると言われますが、地域での

移動ならすんなりと根を下ろしてくれると思います。

毎年、自家採種、うちの種にしていきたいと思います。

地元の種屋さんお勧めの固定種もこだわると面白く、

いろいろな種を播いて楽しんでいきたいと思います。

野菜も現場を見る(農家さんと会う)と違い、自分で

作るとまた違い、種から付き合っていくとまたまた

違ったものになり、食べることが楽しくなります。



自宅裏にあるメインの畑(写真は夏の様子)。



竹やぶにある畑、竹も畑もこれから手入れします。

祖父が昔、ここでワサビの苗を作っていました。



昔は八幡さんが祀られていた場所。ワサビの

苗用の土を採り、また戻し、畑になりつつあります。

家族の食の土台となる畑、 楽しみたいと思います。

神鍋のみみ

この秋、大美濃の調査で何度か神鍋高原に。

みみ採りの名人と呼ばれる方にも出合えた。

「くろみみは、あのブナの木の近くにしかない」と

遠くの山を指差され、「とっても大きくて美味しい」。

この辺のお年寄りは天然きのこを「みみ」と呼ぶ。

ある方も、「あの山に行けば、なめこ、くりたけなど

いろいろなみみがある、若いもんは知らない

だろうが」と延々と語ってくれとても面白かった。

神鍋には原木椎茸、なめこの生産者もおられ、

個人的には興味ありありの神鍋きのこ、来年、

また見学に行かせてもらいます。

カラタチ(2)

 

カラタチを生けるとこんな感じです。

先日の花展、写真はプロのカメラマンさんより。

ザクロ



この時期、山ではいろいろなものが採れます。



神鍋の道の駅にあったザクロです。



そのままでも、ジュースでも、検索するといろいろ。



ムカゴもたくさん。長男は保育園でムカゴおにぎり。

料理人さんから頼まれ、天然キノコを探しております。

情報をお持ちの方はよろしく願いします。