本の出版

近所、日高町、豊岡市、身近で出会ったタネ

のこと、このブログにも記録してきましたが、

兵庫の在来作物を集めた本(保存会より)の

出版が決まり、私も9品種ほど原稿を担当す

ることになりました。この1か月、ブログを



振り返り、取材し直し、今でこそタネもブー

ムみたいになっていますが、保存会というき

っかけがなければ、そのタネのほとんどを知

らずにいたと思います。そう考えると、地元



の方からいろいろな情報、お話しをいただき、

本に残せるというのは嬉しい限りです。同時

に種も人伝に広がっています(うちの畑にも

たくさん増えました)。いろいろな所、地元

で見かけると嬉しくなります。タネからつな

がるいろいろなことがおもしろく、その辺も

また次のテーマなのであります。出版は来年、

詳細未定ですがまたお知らせいたします。

八代オクラ(5)

10月2日(水)、19時30分〜

19時59分、NHK・BSプレミアムの、

『ぐるっと食の旅 キッチンがゆく』に、

アミタの後藤シェフ、八代オクラの吉岡

君が登場しました!

八代オクラ(4)

ある取材を機に「歴史」を再調査しました。

40年ほど、というはに報告しましたが、

2年前の夏、あるおばあちゃん(89)が、

「○○さんから種をもらった、でもその方

は体調が悪く・・・」と、そこで調査を断

念していました。今回、その「○○さん」

に会うことができ(89)、オクラを見て

もらうと、「この太い、ごつごつしたオク

ラ、昔からありました」。「私、新しもん

好きで、何でも作りました」。オクラや白

茄子(日高町でよく見られるこれも?)な

ど珍しい野菜や花を作るのが好きで、種屋

さん(奈良だと言われていた)からいろい

ろな種を通信販売で取り寄せ、それが50

年ほど前のこと。今でこそ一般的な野菜で

すが、当時、この辺りではオクラなど誰も

知らない時代(トマトもなかったらしい)、

こんなものがおいしいのかと周りにも言わ

れたとのこと。「あんたのおじいさん、お

ばあさんのことも、ワサビのこともよく知

ってます」とそんな話も。息子さん(63)

からも聞けました。小学生の時からあった

と言われ、やはり50年以上前からあった

ということがわかりました。当時は珍しい

オクラの花のこと、昔は野菜も今のような

エフワンではなく固定種だったので種採り

は当たり前だったこと、風で種が飛んだり、

種採りで苦労したこと、いろいろ聞けまし

た。3日かかりましたが、歴史がほぼわか

り、ここ(種は残ってませんでした)から



近所に広がり、八代周辺で今でも自家用と

して10軒以上(探せばもっとあると思い

ます)、各家で10年から40年の歴史が

あります。ある方は、「○○さんからこの

種、絶やさんといてね」ともらい、「おい

しいから、もう10年以上になる」と言わ

れていました。家庭の食を支えおる母さん

方によって、この地域だけで受け継がれて

いるオクラ、食文化、おもしろいです。そ



して2年前、八代の生産者である吉岡君が、

直売所に無料で苗を提供し(オクラは特別

なもの、これで儲ける気はないと)、そこ

こから生産者、流通も増え、50年後にま

た新たなカタチで若い世代に広がる、種っ

ておもしろいとお思います。

中村さんの小野芋(23)



水不足で少し生育ムラはありますが、今年もまあまあ

のようです。今日は皆さんで草取り、土寄せ作業です。

『よみがえりのレシピ』

昨日、ひょうごの在来種保存会の10周年記念の催し

山形在来作物研究会に学ぶ」が、兵庫県立大学環境

人間学部(姫路、9時30分〜17時)でありました。





ドキュメンタリー映画『よみがえりのレシピ』の上映と、

江頭先生の講演会「映画と山形在来作物研究会の10年」。

山形も兵庫の活動も今年で10年目になります。江頭先生

には但馬でもご講演していただきましたが、山形の活動は

本当にすごいなぁと思います。そしてこのような活動が現

在、東北から九州まで全国各地で次々と(確か6県)展開

されているようです。先生のお話からも、「種」ってこれ

からどんどん注目されていく分野だなぁと、改めて感じま



した。種を採る農家としてはこんなに嬉しいことはありま

せん。今日も会場はいっぱいでした。兵庫では今、70種

ほどの作物があがっていますが、他県にはあるカブとダイ

コンがなぜか残っていないようです。おじいちゃん、おば

あちゃんがずっと採ってきた種、在来作物が但馬にも探せ

ばまだまだあるかと思います。10年、20年すれば消え

てしまうような作物が今、価値があるものとして見直され

ています。身近にそのような方がおられましたらぜひご連

絡下さい!発掘、調査、記録を基本活動としております。

かっぱ菜(5)



どんな感じに漬けようかと思っていた矢先、



漬物をいただきました。「ぬか」で漬けら
 

れていますが、とってもおいしかったです。

かっぱ菜も、天日に干したり、塩漬け、しょ

うゆ漬け、ぬか漬けなど、それぞれの家庭の

漬け方、味があっておもしろいです。

かっぱ菜(4)



漬け方もいろいろだと思いますが、



ワサビと同じように漬けてみました。



いろいろやってみたいと思います。

八代オクラ(3)

 ジーオインターネット放送局さんの

「種とり人から種とり人へ」「八代オクラ」 が出ています。

弟58回 「在来種 八代オクラ 生産者 吉岡亮さん」 

種とりを学ぶ

保存会の講演会、『農の根幹、自家採種を学ぶ』が

兵庫県立大学(姫路)でありました。「たねとり」で

有名な船越さん、岩崎さんのお話しが聞けるとあって、



会場は200人を超す参加者でいっぱいでした。

10時〜船越建明氏(広島県農業ジーンバンク)

講演会資料より・・・<採種の技術>
当会の会員の種も一部登録して保管してもらっています。
「種は蒔かれにゃ意味がない」「こんな大事なことを小役
人に任しておけない」など氏の哲学には筋金がはいってい
ます。氏の勧める自家採種の技術を教えてもらいます。特
にアブラナの種採りは独特で、現在では全国的に知られて
います。著書に『野菜の種はこうして採ろう』があります。



12時〜かもめ食堂さんのお弁当。在来野菜も食材に。


 





種、野菜、パネルなどの展示も多数。但馬からは八代

オクラ、赤崎ごぼう、赤崎ねぎ、かっぱ菜、ワサビなど。

13時〜 岩崎政利氏(長崎、はちまき自然農法生産グループ)

講演会資料より・・・<種をあやして30年> 
「種採って一人前の百姓」。昔種を大切にしていたころ言わ
れていたことばです。この意味では日本有数の百姓の筆頭格
だと言えます。100人の消費者に野菜を届けながら本格的
な採種を営々と継続し、自分の採る種があたかも自分の子孫
であるような雰囲気で話される氏の風貌には土に生きる本当
の豊かさが伝わってきます。日本有機農業研究会種苗部会で
も際立ったリーダーです。是非、氏の生き方まで垣間見なが
らお付き合い下さい。著書に『岩崎さんちの種子採り家庭菜
園』
『つくる、たべる、昔野菜』があります。

皆さんで対談、最後に、全国でもこのような活動が広がりつ

つあると、各地から来られた皆さんのご紹介も。17時終了。

今回も多くの学びがありました。ありがとうございました。

七夕豆(6)

 ジーオインターネット放送局さんの

「種とり人から種とり人へ」「七夕豆」が放送されています。

第55回 「七夕豆 栽培 井上久子さん 三木怜さん」