中村さんの小野芋(4)



歩いてすぐの畑に移動して、いよいよ種芋の植付け作業!

まずは定植用の穴を鍬で掘る。株間を45僂砲泙辰垢阿
(あとで土を寄せて畝に仕上げていくため)植付けていく。

肥料は主に「EMぼかし」を使用され、窒素過多には注意するとのこと。
やはり連作障害が起こるので、畑を変えながら栽培するらしい。



あえていろんな形の種芋を選んだが、どれを植えても同じとのこと。
今回は1人6つの種芋をいただき、秋に収穫させていただく。



種芋の芽の部分を上にして、軽く土をかぶせていく。
この種芋の上に親芋ができ、小芋、孫芋・・・と増えていくらしい。
その上にスコップで土を寄せていく「土寄せ」は7月位になるとのこと。

まずは5月の中旬に芽がいっぱい出るらしいので
3本ほど芽を残して「芽かき」を収穫までに3〜4回するとのこと。

芽を出した後の様子はまたお伝えできるかと。
他の里芋と違うであろう、地上部(葉柄)の特徴も楽しみ。



側溝を勢いよく流れる「水」はとてもきれいでカワニナもたくさんいた。
やはり水の管理は大切、「溝」に走らせるように灌水するとのこと。

この辺りは鉄分やミネラルが豊富でとても肥沃な土壌のようで、
地質、土壌の特性なども次回に詳しく聞いてみたいと思う。

シカ、イノシシ、アライグマ、ヌートリア等の害獣被害が多発。
種の保存も大切だが、里山の保全もなんとかならないか、と中村さん。

中村さんの小野芋(3)

豊岡市出石町の小野地区にある中村さんの畑は、
集合場所となった直売所「小野旬菜館」のすぐ近くにあった。



コウノトリが山頂を舞い、いかにも豊岡らしい光景が広がり、
当日はこれ以上ない爽やかな晴天!とても気持ち良い日に。



在来種「小野芋」を代々栽培し、種芋を守っている中村富蔵さん(72歳)。
中村さんのご厚意で畑や種芋を準備、第1回目は「定植」を体験。

‐野芋の栽培をしてくださる方
⊂野芋を使ったお料理で小野芋の味をPRしてくださる方
小野芋のような但馬の在来種の保存活動に興味を持ってくださる方 

という趣旨のもと、ご興味を持たれ参加された20名の方を前に、
まずは小野芋の由来についてご説明いただいた。



パネルには小野芋の立派な由来と歴史がずばり記されている。
これを読むと「小野芋ってすごいなぁ」とやっぱり思う。

 

そして種芋を囲みながら、具体的に教わったりこちらも質問したり。

ウイルスにかかってないものを選抜して「孫芋」を種芋に。
貯蔵や芽出しの方法にも伝統的な手法があるのだろうが、
近くの「ほら穴」でモミ殻をかぶせて株丸ごと保存するとのこと。

その他いろいろなお話を興味深く聞かせてもらった。



中村さんの小野芋は「青茎」とのこと。
これには山根さんとのやりとりがあったようで、
「海老芋かと思ったが、現物は青茎なので不思議に思う。
1か月後、山形で青茎の海老芋があることを知る。」
と山根さんがそのエピソードを通信に書かれている。

「海老のような反った縞模様」をイメージしていたが、
どちらかと言えば全体的に丸っこい感じの小野芋。
もちろん個体差があるし、長い年月で今の姿形に変化したのでしょうが、
「海老芋」として出荷がなくなり、自家消費だけで形にこだわらなくなり、
丸型のものが多くなった、と通信でも報告されている。

中村さんの小野芋(2)

一緒に在来種の小野芋を中村さんの畑で作ってみませんか?
この機会に、本物の小野芋をみんなで一緒に作りましょう〜♪

第1回 在来種「小野イモ」づくりが開催された。

中村さんの小野芋は昨年末の「小野芋試食会」で楽しませて頂いた。
その小野芋を中村さんの畑で作らせてもらい、在来種を盛り上げる!

小野芋は「海老芋」のようだが、海老芋には
あまり馴染みがなかったのでこの機会にちょっと調べてみた。

里芋は南アジアが原産、中国南部を経て縄文時代中期に渡来、
稲作よりも早く栽培されていて、とても歴史のある作物である。
海老芋とは、里芋の一種である「唐の芋」の系統で、
九州に渡来したものが各地に広がっていき、
文字通り、海老のような形状から海老芋と名付られたとのこと。

海老芋は京都の高級な伝統野菜、というのが私のイメージだが、
実際に高価で、「家庭」ではなく「高級料亭」などの業務用が主のよう。
海老芋と棒タラを炊き合わせた「芋棒」は伝統料理としても有名。
海老芋といえば、やはり「いもぼう平野家本店」がすぐ頭に浮かんでくる。

「ひょうごの在来種保存会」のブログによれば、

このえび芋を世に知らしめたのが京都の平野屋さんの
「いもぼう」だと言われています。
評判となったえび芋は高値となり関西の野菜産地は
京都に出荷したそうです。
その時に姫路でも大きな産地となり、献上品にもなったようです。
しかしながら、その後姫路は都市化が進んだことや、
高齢化により土寄せ作業の重労働が難しくなったことなどから
次第に生産が減り、姫路からえび芋は姿を消しました。・・・

とあるが、この話には続きがあり、
「姫路のえび芋」として見事に復活!大きな盛り上がりに。
その感動の物語と取り組みについては下記をご参考に。

姫路えび芋保存会
姫路えび芋保存会
姫路えび芋保存会
姫路えび芋保存会
姫路えび芋保存会

神戸新聞

【神戸新聞】 2010年4月14日

※クリック拡大可

料理研究家の白井操先生のHPでも紹介して頂きました。

『地球ドキュメントMISSON』

NHKのBS『地球ドキュメント ミッション』に参加。

#02「地方レストラン発 日本の農家 復活プロジェクト」

●4月11日(日) 午後9:00 〜 午後9:45 BShi

●4月12日(月) 午後11:00 〜 午後11:45 BS2

●4月14日(水) 午前8:00 〜 午前8:45 BShi

●4月16日(金) 午後3:00 〜 午後3:45 BS2