バイカモマルチ



うちの畑ではないので写真はこれだけですが、土を覆っている

茶色いもの、これ何だと思います?これも昔から目にする十戸村

ならでは(と言ってもこの辺りだけですが)の光景のひとつです。

これ、先日の川そうじ「のぼりあげ」で上げた梅花藻仙人藻です!



この時期きれいな花を咲かる梅花藻も十戸では「水の雑草」、



「泥さらえ」と同じで水環境、水の流れを良く保つために



取り除きます。写真はワサビ田から川魚池への清水川です。



これもとても重労働な作業なわけですが、川岸に放り上げて



山積みされた水草は数日すると水分が抜けて鮮やかな緑色から茶色に、

ご近所さんはこれを畑に「マルチ」として利用されているのです。

「マルチ」とは畑の表面を被覆する資材のことで、ビニール製のもの

がよく使われますが、雑草、落ち葉、稲藁など、自然、身近な有機物も、

利用されます。土壌侵食の防止、土壌水分の保持、地温の調節、雑草の

抑制、微生物の餌になり、土作りになり、最後は土に還って肥料となる、

自然で例えるなら、森の落ち葉のような役割をしています。



十戸では畑のマルチに梅花藻などの水草が使われている、昔からこの

方法でずっと野菜を作っておられる方は、「のぼり(水草のこと)が

畑に役立つ、良い肥料になるから処分しないでほしい」とのことです。

これはうちでもやってみたい、労力を伴う「のぼりあげ」もまた畑に

繋がるものだとわかれば気合いが違ってきます。この辺りでも梅花藻を

「食べる」習慣はなくなっていますが、川からの資源として畑への

利用は今でも残り、美味しい野菜を作られています。昔からの知恵、

十戸村ならではの手法、これもまたおもしろい話しだと思います。

ノアザミ



ワサビ田周りの石垣、いろいろな植物が見られます。



別名「刺草」。葉っぱにトゲがあり、触ったらとても痛い。



「あざむ」は「傷つける、驚きあきれる」を表す語で、

トゲの多さに驚きあきれるから名が由来するとのこと。



トゲによって外敵から国土を守ったとされ、スコットランドでは

国花となっています。山菜であり、春先の新芽を天ぷらなどにします。

ヘビイチゴ



畑にヘビイチゴ。名の由来は諸説あり、ヘビが食べるイチゴ、

このイチゴを食べる小動物をヘビが狙う、ヘビが出そうな場所に

イチゴが生えるなど。果実は表面に粒粒のある赤色で球形、

ドクイチゴとも呼ばれるが毒はない。味が無いため好まれない。

確かに美味しそうな感じはしません。

クサイチゴ

5月30日、水の神様「弁財天」に点々と鮮やかな赤色。



おいしそうなクサイチゴがぶら下がっていました。



野イチゴと言ってもたくさん種類があるようですが



名の通り草のように地面を這い、落葉、初春に大きな



白い花を咲かせ、晩春から初夏に赤い実をつけます。



小さな粒々が集まったふあふあの実。仕事の合間に

摘まんで、これが美味。今は虫に食われ無残な姿です。

菖蒲

一か月遅れ(旧暦)の6月5日に行われる「端午の節句」。

男子の健やかな成長を祈願する行事ですが、その起原は、

古代中国に溯り、奈良時代に定着した古くからの行事です。

ショウブをたくさん使うことから「菖蒲の節句」とも呼ばれ、

ショウブは古来から薬草として健康を保ち、早春に力強く

芽吹く姿に邪気を祓う力があると信じられている植物。

季節の変わり目である端午の日に、病気や災厄を避ける

ため、宮廷では厄除けのショウブや蓬(ヨモギ)を屋根に

葺いたり、軒先に飾ったり、江戸時代に入り、菖蒲の音が、

武を重んじる「尚武(しょうぶ)」「勝負」と同じであることから、
 
武家の時代を経て、男子の成長を祝う節句になった・・・



ざっくりですが調べてみるとなるほどです。毎年、父と母が

準備して当たり前のようにやっていましたが。まずはワサビ田、



周辺からショウブとヨモギを摘んできて洗い、1本ずつ束ね、

これを家や車庫や作業場の「屋根」に投げて上げます。



男子の身体を守る「五月人形」「鎧兜」、神棚にもお供えします。

自家製ではないですが「柏餅」も。柏は新芽が出るまで古い葉が

落ちないことから「家系が絶えない縁起物」として食べるらしい。

そして菖蒲風呂、何とも言えない強い香りです。



こちらは幼稚園で作ってきた長男の「鯉のぼり」。

のぼりあげ

梅花藻仙人藻ミクリなどの水草を水あげして

取り除く、川そうじ「のぼりあげ」をしました。



夏を過ぎると出るミョウガの若い葉茎「ミョウガ竹」、

地元では「たてり」。「たてりごはん」は但馬の郷土料理。



ユキノシタの花も今が満開です。



ピンク色がきれいです。その上があげた水草。



水草から出てきたオニヤンマらしきヤゴ。

山ぶき



屋敷まわりにたくさん生えています。



ワサビ田まで繁殖しています。



葉っぱを除いて、3cmほどに切って、



水分がほとんどなくなるまでとろ火で煮ます。

ふきの炊いたもの、昔からの母の味のひとつ。

この歳になり、しみじみ美味いと思います。

これは子供たちも大好き、但馬の郷土料理の

本には「ふきの千本炊き」とあります。

円山川大根(3)

山根さんをご案内しました。



花の時期が過ぎて景観も変わり、



種は大きく、



根も太くなっていました。



自然の大根なので不揃いで、



この地の大根といった感じです。



ええもん見たわ、こんなん他にないでと、



ここの前には、村岡のケビオカワサビ、

浜坂のハマダイコンを見に行かれたようで、

車に「浜坂ハマダイコン」、初めて見ました。



新温泉町浜坂では自生のハマダイコンを



地域おこしにと、栽培、商品化されています。

だんじ(1)

ふきのとうの煮もの、コシアブラ、在来高菜・・・

この春も、おすそわけ、いろいろ頂きました。



なかでも但馬?兵庫?で「ダンジ」と呼ばれるイタドリ、

煮ものは初めて(たぶん)食べましたが、これがとても

美味しい!酸味も抜かれ、食感もまた独特です。

但馬の郷土料理本にも載っている「だんじの煮もの」







うちにもたくさんあり、またひとつおかずが増えそうです。

円山川大根(2)

ブログを見て頂き、またご意見もありがとうございました。

とても参考になりました。よくわからないことも多々あり、

今後もいろいろな方にお話を聞いていきたいと思います。

見学の翌日、新聞にも出ていました。

【神戸新聞】2012年4月30日