コツブムシ(4)

ダンゴムシがなぜ水の中にいるのか。

しかも、裏返しになり背泳で飛び跳ねる

ように泳いでいる。よく観察すると、

小さな雄が小さな雌を抱きかかえながら(↑)

オール状の平らな肢で水をかいで泳ぎ回る。

ワサビ田(下流域の一部ですが)で初めて

見た時はびっくりしまた。

「コツブムシ」。海では普通に見られる

生き物ですが、淡水域での記録はほとんど

見当たりません。専門家の方も、

「ほとんど調査されていません、つまり、

ほとんど知れていません」と。

というわけで、神鍋溶岩流、稲葉川にもい

るのか、子供の自由研究で散策してみました。

まず、ワサビ田で改めて調べてみると、

色と模様に違いがあり3種類ほど確認。
そして、神鍋溶岩流の景勝地での調査。

石ころをめくるだけの簡単な調査です。

「二段滝」では15分ほどで5匹発見!

ワサビ田のものとは違いやはり変異あり。

「八反の滝」やさらに上流部では確認できず。

手でつまむと、きれいに丸まります!

『日本海の歴史の語り部 淡水に住むコツブムシ』

(北日本新聞社、2000年6月24日、富山市科学

文化センターのホームページより)にはとても

興味深いことが書かれています。もともと海に

生息しているはずの生き物がなぜこんな淡水域

にいるのか。そして不思議なことに太平洋側で

はなく日本海側で確認されていないのはなぜか。

それは日本海の成り立ち、特に氷河時代に関係

しているのではないかという話です。こんな

小さな生き物から地史にまで話が広がる。

子供たちの自由研究からまたいろいろわかり

ました。改めて面白い生き物だと思います。