CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
<< 八代オクラ(6) | main | 里山わさび(2) >>
里山わさび(1)

◎里山わさび復活プロジェクト

 

おいしく親しみながら、里山の

ワサビを未来へつなぐ!苗を植えて、

ワサビ野づくりしてみませんか?


ワサビ田の周りには、こぼれた種から繁殖した

ワサビがたくさん自生しています。すりおろす根部

は太くなりませんが、春になると緑鮮やかな葉を

どんどん展開させます。このようにワサビは「土」

でも育ち、山に自生しているものや、畑で栽培した

ものは主に葉や花、その茎の部分を利用します。

 

ワサビ田を囲む丘に広がるワサビ野

 

そもそもワサビは日本原産の植物であり、古来より

山に自生していました(その起源は500万年前

とも言われています)。しかしながら、近年では環境

の変化や鹿の食害などにより、里山のワサビがどんどん

減り、遺伝的な多様性や、葉ワサビを楽しむ食文化が

失われつつあります。たくさんの人の手によって身近な

山や畑に苗を植えてもらい、小さなワサビ野を再生して

いく。私どもはこのような活動に取り組んでいます。

 

まずは消えてしまえば二度と手に入らない、その土地

のワサビを探してみましょう。この活動がきっかけと

なり、神鍋高原でも昔から栽培されてきた在来種が見

つかり(昔はわが家でも栽培していた幻のワサビ)、

途絶えかけていた種を譲り受けました。今後、高原の

あちこちに苗を植えてもらい、地域の皆さんと守り育

てていきたいと考えています。基本的にはわが家の種

から育てた苗をおすそわけしていますが、その土地の

環境にはどのような品種が合うのかいろいろお試しい

ただいたほうが良いかと思います。

 

神鍋の在来種ワサビのサヤを持ち帰り、種の保存に成功

 

サヤには6〜10粒ほど種が実ります。種は乾燥にとても

弱く、発芽率にもバラツキがあり、その取り扱いは他の

作物とは全く異なります。

 

種から苗を育てるのは難しいので、秋と春の年2回、

わが家で育てた苗をおすそわけしています。

 

「標高300m以上の山林、北か東向きの傾斜地、そば

に川が流れているような場所」。このような環境が理想

と言われていますが、身近な山や畑でどんどんお試し下

さい。不耕起、無肥料、無農薬、林間の遮光を基本とし

ます。畑の柿や栗、庭木の下などのちょっとした空間を

利用することもできます。苗の植え付けも簡単ですので、

初めの方でも気軽にお試しいただけます。

 

アジサイの木の下

 

盆栽の棚の下

 

苗の植え付けは簡単です!

 

植え付けから数年後の様子

 

根こそぎ収穫しないで、春になれば旬を迎える花や葉

ワサビを摘んでワサビ漬けなどを毎年楽しむことがで

きます。それなりの収穫を目指すなら畑ワサビとして

栽培しますが、なるべく環境に優しい自然農法などの

技術を取り入れましょう。渓流沿いなどちょっとした

水辺があれば、沢ワサビとして根部の収穫することも

できます。

 

日本列島の約7割は山間部が占めており、ワサビが育

つ環境は無数に存在します。鹿の被害が避けられない

場所では、やはり柵などで囲って保護するしかありま

せんが、環境に神経質なワサビを育てるということは、

里山の手入れにもなります。おいしく親しみながら、

里山のワサビと食文化を未来へつなぐ!このような活

動にご興味のある方はメールにてぜひお問い合せ下さい!

 

■わさび農家 北村わさび 北村宜弘
メール:info@kitamura-wasabi.com

| プロジェクト | 06:45 | - | - |