ミツバチ(9)

そしてすぐに、捕獲できた巣とミツバチを車

に積んでうちから移動します。どこに行くか

というと、巣があったお墓から2キロ圏外へ。

日本ミツバチは巣から2キロ圏内で花粉や蜜

を集めるため、その圏内に移動したのでは、

巣があったもとのお墓に戻ってしまい、ミツ

バチも迷い行き場を失います。そこで3週間

〜1カ月は2キロ圏外の、全くの新天地に巣

箱を置いてもとの場所を忘れさせる、リセッ

トさせる工程が必要なわけです。ということ

で、神鍋方面のある方にお願いして、巣箱を

置かせてもらいました。新しい巣箱に針金で



巣を串刺しにしてぶら下げます。そしてミツ

バチを巣箱に近づけ、塊を手でそっと入口に




持っていくと、どんどん入って(ほんとにお



りこうさん)巣箱の中に全部収まりました。

作業はこれで終わりではありません。とりあ

えずうちに帰ります。お墓のもとの巣の1/3

ほどのミツバチは、蜜を集めるために巣から

出ていましたので(巣に戻ってくるのに1.5

時間ほどかかる)、夕方になるとそのミツバ

チがお墓にたくさん戻ってくるわけです。で

も巣はもうありませんので、そのミツバチを

掃除機で集めて、また移動先に車で持って行

き、巣箱に収めます。こうして自然巣の駆除

捕獲は1日かかり、大変な作業でありました。

無事に終わりましたが、すぐに逃げてしまう

可能性もあり、そのまま居ついてくれる確率

は6割ほどだそうです。