神鍋火山岩(34)

◆わさび田А 崟亞篋邏函

「むし石」 「ジャク」などを石採場から採ってどのようにし

たのか。ワサビ田に利用されている石を見ると大きく3つに



分類できます。直径20〜30僂痢崑臉弌廖兵命拭法直径



5冂の「小石」、粉状の「ジャク」です。土石から削って、

掘り出して仕分けをしてそのまま利用できたものもあります



が、適当な大きさでないものは割ってそれぞれの大きさに細か

く割って揃えます。これが「石割作業」です。砕いた際にでる

細かなものはジャクになります。今のような機械や電動工具な

どない時代、玄能によるすべて手作業、とても過酷な仕事だっ



たと容易に想像できます。大きな石は、鑿と「矢」と呼ばれる

クサビ(写真手前)を使い、まず、石の何カ所かに鑿と玄能で



「矢穴」をあけ、そこにクサビを入れて玄能で打ち込んで割り



ました。効率良く割るには、石の割れ目を読む、つまり割れ目

に沿って鑿を入れないとうまく割れない(矢が効かない)との



こと。木とは違って堅い石にクサビを打ち込むので手への衝撃



(跳ね返り)もきつく、逆に穴ぼこだらけで多孔質なスコリア

は力が吸収されてきれいに割れずに粉々に。石によって割り方、



できるものも違います。割った石は写真のような(これは庭

の飛び石ですが)な平らな石の上に置いてさらに玄能で叩い

て「小石」にします。このような作業は石採場で行われ、採

れた小石やジャクは竹で編んだ「籠」などを使ってで運び出

され、ワサビ田に入れていくという作業が繰り返されました。



村の昔話の一つに、石採場、小池山の中から「コンコン」と

石を割る音が村中に響きわたり、キツネの泣き声のように聞



こえたという話が残っています。作業の様子がうかがえる写

真(左は祖父、右は?、奥に竹籠、手に玄能)は残念ながら

ほとんど残されていません。