2011.08.07 Sunday
ヒゲナガカワトビゲラ(1)
成虫はひげが長いので名前になっています。
この種で間違いないと思いますがまた確認します。
幼虫は集落を流れる清水川(うちの前↑)にいます。
ワサビ田にはいません。石がごろごろしている場所の
川底の石をめくると、小石の裏や小石と小石の間に
幼虫が口から糸を吐いて網を張って巣を作っています。
その網に流れてくる粒状の有機物(藻類など)がかかり、
それを餌にしています。水をろ過、浄化する働きも。
幼虫は「黒川虫」と呼ばれ、この辺りでは「カワムシ」と。
釣り餌にもいろいろありますが、カワムシが定番です。
梅花藻などの水草のなかにもいて、取って、
持ち上げてゆするとボタボタと落ちてくることも。
大きな石に小石や砂で繭(まゆ)を作って蛹になります。
成虫は見当たらないのでまた記録したいと思います。